製薬企業のポートフォリオ戦略チームにとって、どの治療薬をどの適応症に優先的に投入するかは、常にバランスが求められる重要な判断です。そのためには、市場規模の見込み、保険者(ペイヤー)の視点、競合環境などを的確に把握する必要があります。適切なデータとインサイトがあれば、上市戦略を計画し、「市場投入の先陣を切るべきかどうか」という判断も可能になります。
これまで「First to Market(市場初参入)」は大きな優位性をもたらすと考えられ、多くの企業がその地位を目指してきました。
競合がいない状態でアンメッドニーズに応えることができる点や、後発品に対する医師・患者の切り替え抵抗など、明らかなメリットがあるとされてきました。
そのため、少しでも可能性があるなら「First to Market」を目指すべきだという考え方が一般的でした。
しかし、本当にそうでしょうか?
エバリュエートのコンサルティングチームが行った分析では、「First to Market」が必ずしも市場シェアの優位性につながるとは限らないことが示唆されています。私たちは、過去20年間にわたる85の適応症における180の製品上市を調査し、その結果をもとに議論を行いました。
今回ご紹介するウェビナーでは、このテーマを深掘りし、私とコンサルティングのTiffany Chan、Duncan Sweeneyが、データとその背景にある分析手法を紹介します。治療領域ごとの違いや、後続品の参入スピード・数による影響など、興味深い傾向も明らかになっています。
なぜこの議論が重要なのか?
ポートフォリオ戦略チームにとっては、パイプラインにある新薬の優先順位付けや、「First to Market」の価値をどの程度重視すべきかを判断するうえで、非常に重要な視点です。新しい市場に参入する際には、過去の市場シェアや実績データが存在しないため、精緻な予測手法と戦略的判断が求められます。
オンデマンドウェビナー(英語)のご案内
The First-to-Market Myth: What Really Drives Launch Success?「市場初参入」の神話:製品上市の成功を本当に左右するものとは?
製品ポートフォリオをお持ちの方、または戦略立案に関わる方にとって、非常に実践的かつ示唆に富んだ内容となっています。
オンデマンドウェビナーはこちらからご視聴いただけます。